腎臓の働きと風水的解釈

自分にとって本当に必要な物と不要な物を判別し、
徹底的に無駄をそぎ落とした生活をする。
これが、風水で言うところの「開運」のルールです。

では、これを私たちの身体に当てはめて考えてみると？
必要なもの（栄養、水分）と不要なもの（老廃物）を分けて
身体にとってベストなバランスを維持する観点では、
「腎臓」は非常に大きな役割を担っています。

胃や腸、肝臓の機能についてはよく知っていても、
腎臓の働きについてはイマイチよく知らないという方も多いのでは？

腎臓は、私たちの腰のあたりに位置し、
左右対称に2つあるのが特徴的。

簡単に言うと「血液をろ過する」というのが主要な働きで、
身体にとって必要な物と不要な物を濾し分ける機能を持っています。

ろ過の結果、老廃物や余分な塩分は尿として体外に排出。
逆に、身体にとって必要な物は吸収されます。

この腎臓の機能が低下すると、尿が出なくなり、
身体の中に老廃物が蓄積することになります。
風水で言うところの「気の流れが停滞する」なんてのんきな話ではなく、
「尿毒症」という命に係わる病気を招くことさえあるので、事態は深刻！

余分な塩分を排泄するということは、
言い換えれば血圧をコントロールする機能があるということですよね。

血圧が高めの時には塩分＆水分の排泄量も多くなりますし、
逆に血圧が低い時には排泄量は少なくなります。
これもまた、腎臓の働きによるものなんですね。

血圧の変動と密接にリンクしているということは、
高血圧の状態が続くと腎臓への負担も大きくなるということでしょう。
それだけ、身体の中のろ過作業を活発に行わなければいけないということですから。

自分がどれだけ腎臓に負担をかけているか？
それを確認したいのであれば、
尿の色をチェックするとわかりやすいですよ。

理想的なのは、薄い黄色の尿。

濃い黄色なら、腎臓はかなりお疲れモードかもしれません。

改善するには、十分に水分を摂ることが大切です。
なにしろ、私たちの身体（体重）の70％は水でできていると言いますからね。
骨でさえも約2割は水分でできているそうですから、
健康を維持するには水分補給が必須なのです。

理想的な水分摂取量は1日2リットル。
まずは一度、自分が1日にどれだけ水分を摂取しているか、
お休みの日にでも計量してみてください。

水は、私たちの体内に蓄積した汚れを洗い流してくれます。
風水で言うところの「気の浄化」にも通ずるところでしょう。

もしも、尿の色が濃い黄色だというなら、
それは水分が足りない証拠。
身体のろ過設備である腎臓にとってはかなりの負担になっています。

ただ、水分の摂り方には注意が必要です。
むやみやたらに水を飲むだけではダメ！

最も注意したいのは、食事中の水分摂取です。

「物を飲みにくいから」
と水を飲みながら食事をする方がいますが、
それは胃液を薄める原因になります。
胃液が薄まると消化機能が低下しますので、
食べたものをスムーズに消化・吸収できなくなってしまいますよ。

胃の内容物が腐敗しやすくなる･･･なんて恐ろしい説も！

正しい水分摂取のポイントは、
食事をする30分前に水分を摂ること。
そして、食事中、食後1～2時間は水分摂取を控えることです。

「汁っぽいものがないと食事が進まない」
という方は、毎食必ずスープ系のメニューを加えるようにしたり
麺類のレパートリーを増やしてみたり･･･と
メニューを工夫してみると良いでしょう。

インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。