インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

タンスは太陽に向けて配置しよう

部屋のインテリアで、「脇役なのに図体が大きくて場所を取る物」といえば…。
色んな答えが出てきそうですが、タンスもその中の一つですよね。
一人暮らしで服が少ない方であれば、
お部屋に造り付けのクローゼットで事足りるかもしれませんが、
家族が多いとそうもいきません。

 

一体、タンスは部屋でどうレイアウトすれば良いのか!?

 

実は風水では、タンスのレイアウトが運気に大きな影響を与える
と考えられているんです。

 

タンスの中に入っているのは、衣類が多いですよね。
風水では、「人は着ている衣類から運気を吸収する」と言われており、
服が持つ“気”を整えることを重視するんです。
ちょっと大げさ過ぎる言い方かもしれませんが、タンスのレイアウト次第で、
そこに納められている服の“気”の質が変わってしまうということ!

 

風水で一般的に推奨されているのは、

 

「タンスの扉が太陽の方向を向くように配置する」

 

というレイアウト。
太陽は東〜南〜西と移動しますから、
タンスは北側に背を向けるように置くと良いわけですね。

このようなレイアウトにすると、
タンスが太陽の“陽”のエネルギーを十分に吸収することができます。
これは結果として、
中に納められている衣類の運気をUPさせることにもつながるんですね!

タンスで運気の流れを遮らないように!

部屋で家具を配置する時は、風水で言うところの
「気」の流れを意識することが大切です。

 

実際には目に見えないものですのでイメージしにくいかもしれませんが、
イラストにしてみるとわかりやすいですよ。

 

まず、四角形=部屋を描きます。
そして、入り口のドアや窓を追加しましょう。
さらに、タンスも含めて、すでにある家具類を描いていきます。

 

次に、家具類とは別の色のペンで、「気」の流れを描いてみます。
目に見えない「気」を描けといわれても…
と戸惑ってしまうかもしれませんが、
空気の流れをイメージするとわかりやすいです。

 

すなわち、入り口から部屋に入ってきて
部屋の中をぐるりと巡って窓から外へ出ていく…。
この様子を想像してイラストにしてみてください。

 

その時、

 

「家具が邪魔になって、うまく描けない」

 

と気づく方もいらっしゃるでしょう。
これは、そのままズバリで、気の流れが悪い状態になっている可能性があります。

 

特に、背丈の高いタンスを部屋の中心部に置いてしまったり、
窓をふさぐような形で置いてしまうと、気の循環が悪くなりますのでご注意を!
気持ちがふさぎ込んでしまったり、イライラしやすくなったり、
新しい出会いを逃したりする原因になってしまいますよ。

 

「気」の流れを良くするという観点では、
家具は全体的に背丈の低いもので統一するのがオススメです。

衣類の取り出しやすさも大事なポイント

タンスのレイアウトで、もう一つ注意していただきたいのが、

 

「衣類の取り出しやすさ」

 

です。

 

風水的な観点から考えると、
タンスの中には衣類と一緒に運気も溜まっています。
他の家具類との位置関係の都合で、
タンスから衣類が取り出しにくい配置になっているようだと
良い運気も取り出せなくなってしまいますよ。

 

「いやいや、良い運気は出さずにタンスに閉じ込めておいた方が良いんじゃない?」
と思われるかもしれませんが、
風水では「気を循環させたほうが良い」と考えます。

 

たとえば、「とっておきの時に着よう!」と思って奮発して購入した服。
「とっておきの時」がなかなかやってこないまま、
3年、5年、10年…と経過してしまったら?
デザインも流行遅れになり、自分の体形も変わってしまって、
「結局、捨てる羽目になった(涙)」なんてことにもなり兼ねません。

 

語弊があるかもしれませんが、運気にも寿命があるんです。

 

良い運気はどんどん循環させて、
新しい運気を呼び込んでいったほうが良いんですよ。

 

そのような観点で、「中身を取り出しにくいタンスのレイアウト」はNG!
併せて、中身がパンパンでゴチャゴチャしたタンスも問題ですね。
良い運気は、すっきりと片付いた空間を好みますので、
収納スペースには余裕を残しておくくらいでちょうど良いのです。

 

「最近、出会いに恵まれないな」
「なんとなくツイていないな」
と感じたら、タンスの配置と中身の断捨離を!